material

しなやかで、シワになりにくい

ウールの繊維を引っ張ると、約30%も伸びます。再び元に戻ろうとする復元力も強く、非常にしなやかな繊維であることがわかります。ウールにはクルクルとしたクリンプ(縮れ)があり、このクリンプが膨張しやすい/しにくい部分の二重構造になっているため、伸び縮みに強い性質につながっています。しなやかに回復する繊維は、シワになりにくいというわけです。

湿度に反応、呼吸する繊維

羊毛には層があり、その表側/内側で、水をはじく/吸湿性に優れるという相反した特徴を持っています。繊維の内側が湿度をいっぱいにためこむと、表側が開いて水分を放出。反対に、内側に水分が足りなくなると表側が閉じて湿度を調節してくれます。
ウールの吸湿力はコットンの約2倍、ポリエステルの約40倍あることが分かっています。小雨程度ならさっと払うだけで水滴は飛び散りますし、反対に水蒸気は繊維の内側に浸透し、汗をかいてもムレることなく、さらりとした着心地を保ってくれます。

「冬暖かく、夏涼しい」の仕組み

ウールが暖かくなる仕組み
ウールは大気と体の両方から水蒸気を吸収し、発熱します。体から発する余分な湿気はウールに吸収され、体とウールの間は快適な湿度に保たれます。体温と湿度はウールの縮れに守られて、快適な状態をキープしてくれます。

ウールが涼しくなる仕組み
湿度と羊毛の関係について触れたように、羊毛は二つの層で湿度を調節してくれるという性質があります。吸湿性の高さは衣服の内側をさらっと快適に保ち、放湿性の高さは湿度とともに熱を逃して涼しくしてくれます。汗が水滴になる前に蒸発してくれるので、ベタベタしづらい状態をキープしてくれます。

天然の抗菌・消臭機能がある繊維

ウールはもともと羊の皮膚が変形して生まれたもの。人間の体と同じように、ウイルスや細菌に対しての免疫機能を備えていることが最近の研究で分かってきました。化学の力を加える以前に、抗菌機能や消臭機能を備えている、それが天然繊維・ウールの力です。

汗冷えのない吸収力と発熱量

繊維が湿気を吸着した時に発生する「吸着熱」。ウールの場合その発熱量は非常に高く、コットンの約2.5倍、ポリエステルの約20倍にまで達します。ウールの肌着や寝具を使っていれば、汗をかいても水分は吸収され、吸着熱が高いので汗冷えすることもありません。この機能性の高さは「冬山で遭難しても、肌着がウールかどうかで生死が分かれる」と例えられるほどです。

汚れにくく、クリーンに保てる

羊毛は人間の髪の毛でいうところのキューティクルのような表皮に覆われています。この表皮は水滴をはじきますが、水蒸気のように小さな分子は内側に吸収します。雨や泥水がついても内側に染み込まず、汚れが落ちやすいのはこのためです。水溶性の汚れがつきにくいだけでなく、内側には一定の湿度を含んでいるので、静電気がおこりにくく、埃なども寄せつけにくいのも利点です。

環境に優しいエコロジー素材

ウールは羊たちの体を守る天然繊維。主成分はタンパク質なので、廃棄された場合も微生物に分解されて土に還ります。環境への負担を減らそうという動きが活発化する社会において、自然に分解され土に還ることができるウールは、時流にあったエコロジカルな素材なのです。

地肌に着てもチクチクしない/UV効果

繊度が長く細い(17.5~19.5μ)ため、肌触りが非常に良くなっています。

洗濯機で洗う時は

下記の点にお気を付けください。

  • 洗剤は必ず中性洗剤(おしゃれ着用洗剤)をご使用ください。漂白剤の使用はご遠慮ください。
  • 手洗いもしくは、洗濯機の「手洗いモード」「ソフトコース」など、優しく洗えるコースを選んでいただき、必ずネットに入れて洗ってください。
  • 動物性の繊維(ウールやシルク)同士は、移染してしまうことがあります。できるだけ単独で洗うか、あるいは近い色同士(濃色同士、淡色同士など)でまとめて洗濯してください。
  • 濡れた状態で放置すると、ほかのものに色移りしてしまうことがあります。すぐに干してください。
  • 軽くシワを伸ばして形を整えてから、ハンガーに掛けて日陰で吊り干ししてください。
  • 乾燥機は使用しないでください。
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